八塔亭二寧銀三彩盃 村田陶苑 酒器ぐいのみ

直径8cm×高さ2.7cm程度です。 銀三彩の魯山人写しみたいな感じでしょうか。 銀が少し擦れてるような気もするが元々なのかは不明 村田陶苑(八塔亭ニ寧) 1905 （ 明治38 ）～ 2002 （ 平成14 ） 京都五条坂の陶工の家に生まれ、少年期より祖父村田永翁より陶芸の基礎を学び、また、山元春挙の画塾にて日本画を学んだ後、京都陶磁器合資会社に二年間従業してデザインや造形を修得。 当初は家業の補佐などを続けて器物などを製作していたが1940年に燃料確保が困難になった為に低火力で焼ける人形の制作に切り替えて陶彫人形を創作。 その後、人形制作の本格的な製品化に向けて改良を加え、また戦後55年より燃料確保が十分に伴うと鉢、壷などの陶芸作品の制作も再開。 以降、97歳で没するまで制作を続けて京都を中心に百貨店個展を7回開催、京都府伝統産業優秀技術者、また卓越技能者として数々の授賞を得ている。 陶彫人形では人物、動物、鳥などをモチーフにその骨格や毛並を写実的に造り、鉢、皿などの作品では大津絵などを絵付けに用いるなどオリジナリティー溢れる作品を制作、またその技法も色絵、塗付、銹絵、赤絵、金襴手、三彩など幅広い。